換気扇掃除は「つけ置き」で9割終わる
換気扇掃除というと「ベタベタの油を必死にゴシゴシ…」という大変なイメージがありますよね。でも実は、正しいやり方を知っていれば力仕事はほぼゼロです。「つけ置き」が全部やってくれます。
ハウスクリーニング業者の現場に入って最初に感動したのが、この換気扇掃除の手法でした。「こんな簡単に落ちるの!?」という衝撃は今でも忘れません。
この記事では、フィルターからシロッコファンまで、換気扇のパーツごとに掃除方法を詳しく解説していきます。

換気扇掃除に必要なもの
用意する道具
ゴム手袋:必須です。油と洗剤で手が荒れます。
大きめのゴミ袋またはシンクの栓:つけ置き液を作るために使います。
セスキ炭酸ソーダまたはアルカリ性洗剤:マジックリン等でもOKです。
古歯ブラシ:細かい部分の仕上げに使います。
スポンジ:広い面のこすり洗い用。
新聞紙:床に敷いて油汚れから保護します。
マイクロファイバークロス:仕上げの拭き上げ用。
掃除前の準備
まず換気扇の電源を必ず切ってください。ブレーカーを落とすのが最も安全ですが、スイッチオフだけでも大丈夫です。コンロの上に新聞紙を敷いて、油が落ちても汚れないように準備しておきましょう。
フィルターの掃除手順
ステップ1:フィルターを外す
レンジフードのフィルターは、大抵はツマミを持って手前に引くだけで外れます。機種によって外し方が異なるため、わからなければ取扱説明書を確認しましょう。最近のフィルターはワンタッチで外れるタイプが多いので、思ったより簡単ですよ。
ステップ2:つけ置き液を作る
シンクに栓をして45〜50度のお湯を張ります。シンクが使えない場合は、大きめのゴミ袋を二重にしてシンクにセットする方法でもOKです。お湯にセスキ炭酸ソーダを大さじ3〜4入れてよく溶かしましょう。マジックリンならキャップ2〜3杯が目安です。
ステップ3:30分〜1時間つけ置きする
フィルターをつけ置き液に沈めたら、あとは待つだけです。この間に他の場所の掃除をすれば待ち時間ゼロで効率的に回せます。油がひどい場合は1時間程度置きましょう。お湯の温度が重要で、水だと油が溶けにくいため必ずお湯を使ってください。
ステップ4:こすって洗い流す
つけ置き後、スポンジや古歯ブラシで軽くこすると油がスルスル落ちます。力はほとんど必要ありません。水で洗い流して、しっかり乾かしてから元に戻しましょう。
シロッコファンの掃除手順
シロッコファンとは
レンジフードの中にある、円筒形で羽根がたくさんついたファンのことです。フィルターの奥にあるため、フィルターを外した後にネジを回して取り出します。
ファンの外し方
中央のネジを回して外します(通常は時計回りで外れます)。ファン自体はかなり重く、油でヌルヌルしているので、必ずゴム手袋をして両手で持ってください。落とすと羽根が曲がって大変なことになりますよ。
ファンのつけ置き洗い
フィルターと同じようにセスキ水やアルカリ性洗剤のお湯につけ置きします。ファンは形が複雑なので、つけ置き時間は1時間くらいしっかり取った方が効果的です。古歯ブラシで羽根の間を1枚ずつこすると、べっとりだった油がスルッと落ちますよ。
自分でやるのが不安な方へ
シロッコファンの取り外しに自信がない場合は、無理せずプロに依頼しましょう。おそうじ本舗やダスキンのレンジフードクリーニングは1万円〜1.5万円程度で利用できます。ファンの分解洗浄までやってくれるので、年に1回くらい依頼するのは十分アリですよ。

換気扇掃除の頻度はどのくらい?
フィルター:月1が理想
フィルターは月1で洗うのがベストです。3ヶ月以上放置すると油が固着して、つけ置きだけでは落ちなくなります。月1なら毎回10分程度で終わりますよ。
シロッコファン:3〜6ヶ月に1回
ファン本体はフィルターが油を受け止めてくれるため汚れにくいですが、3〜6ヶ月に1回はチェックしましょう。油が溜まりすぎると換気効率が落ちて、キッチンに油煙が充満するようになります。
使い捨てフィルターで掃除の手間を減らす
レンジフードの上に貼る使い捨てフィルターを使うと、本体フィルターへの油付着を大幅に減らせます。月1で貼り替えるだけなので、掃除よりずっとラクです。Amazonで業務用パックがお得に購入できますよ。
換気扇掃除でやりがちなNG行動
冷水でいきなりこする
水だと油が固まったままなので、いくらこすっても落ちません。必ず45〜50度のお湯を使いましょう。
金属たわしでガシガシこする
塗装が剥げたり素材が傷ついたりします。スポンジか古歯ブラシで十分です。力技より洗剤の力に頼るのがプロの考え方です。
つけ置き時間が短すぎる
5分や10分では油は溶けきりません。最低30分、できれば1時間は置きましょう。急いでいる時でも30分は確保してくださいね。
まとめ:換気扇掃除は「つけ置き」で簡単になる
換気扇掃除のコツは「お湯+アルカリ性洗剤+時間」の3つです。力でゴシゴシこするのは昔のやり方。つけ置きさえすれば、ベタベタの油も軽くこするだけで落ちます。月1のフィルター掃除を習慣にすれば、大変な思いをすることはなくなりますよ。


