窓掃除が面倒に感じるのは「正しいやり方」を知らないだけ
窓掃除は後回しにしがちな家事の代表格です。「拭いても跡が残る」「サッシの溝が面倒」「網戸ってどうやって洗うの?」。こうした悩みから、つい放置してしまう方が多いのではないでしょうか。
実は窓掃除は正しいやり方と道具を知っていれば、1枚あたり5分もかからず終わります。拭き跡が残るのも、サッシの汚れが落ちないのも、やり方にちょっとした問題があるだけです。
この記事では、窓ガラス・サッシ・網戸それぞれの掃除方法を、手順に沿って詳しく解説していきます。年に2回の窓掃除が、驚くほどラクになりますよ。

窓掃除に必要な道具と洗剤
基本の道具
窓掃除に必要な道具はそれほど多くありません。以下のものを揃えておけば十分です。
まず、スクイージー(水切りワイパー)は窓掃除の最強アイテムです。プロの清掃業者も使っている道具で、これがあるだけで仕上がりが劇的に変わります。100円ショップでも手に入りますが、ゴム部分の品質が仕上がりに直結するので、できればホームセンターで500〜1,000円程度のものを選ぶのがおすすめです。
次に、マイクロファイバークロスを2枚用意します。1枚は洗剤を塗り広げる用、もう1枚は仕上げ拭き用です。古いタオルや雑巾ではなくマイクロファイバークロスを使うことで、繊維残りや拭き跡が大幅に減ります。
あとはバケツ、使い古しの歯ブラシ(サッシの溝用)、新聞紙(仕上げ用)があれば完璧です。
洗剤は何を使う?
窓ガラスには市販のガラスクリーナーが手軽ですが、自作の洗剤液でも十分です。水500mlに食器用洗剤を2〜3滴垂らすだけ。洗剤は「入れすぎない」のがポイントで、多すぎると泡が残って拭き跡の原因になります。
サッシの汚れには重曹水(水500mlに重曹大さじ1杯)が効果的です。油分を含んだホコリ汚れをしっかり分解してくれます。
窓ガラスの掃除手順|拭き跡を残さないコツ
ステップ1:まず乾いた状態でホコリを払う
いきなり水拭きするのはNGです。窓の表面に付いたホコリや砂ぼこりを、乾いたマイクロファイバークロスやハンディモップで払い落とします。ホコリが付いたまま水拭きすると、泥状になって余計に汚れが広がってしまいます。
ステップ2:洗剤液で窓全体を洗う
洗剤液に浸したクロスを絞り、窓ガラス全体に塗り広げます。汚れがひどい場所は少し力を入れてこすりましょう。全体にまんべんなく洗剤液が行き渡るようにするのがコツです。
ステップ3:スクイージーで水を切る
ここが仕上がりを左右する最重要ステップです。スクイージーを使って、窓の上から下に向かって水を切っていきます。
ダスキンの掃除コラムでも推奨されている方法ですが、「逆Zの字」に動かすと効率よく水が切れます。まず窓の左上から右に水平にスクイージーを引き、右端まで来たらワイパーの向きを変えずに少し下にずらし、今度は右から左に引く。これを繰り返します。
1列引くごとにスクイージーのゴム部分をクロスで拭いてください。水滴が付いたまま次の列を引くと、跡が残ります。
ステップ4:仕上げ拭き
スクイージーで取りきれなかった縁の水分を、乾いたマイクロファイバークロスで拭き取ります。新聞紙で仕上げ拭きをすると、インクの油分が窓にツヤを出してくれるという裏技もあります。
窓掃除に最適なタイミング
窓掃除は「曇りの日」にやるのがベストです。晴天の日は直射日光で洗剤液がすぐに乾いてしまい、拭き跡が残りやすくなります。また、雨上がりの翌日は空気中のホコリが少ないため、掃除後にすぐ汚れが付くのを防げます。
サッシの溝掃除|簡単にキレイにする方法
掃除機+歯ブラシで基本の汚れを落とす
サッシの溝にはホコリ、砂、虫の死骸などがたまっています。まず掃除機のノズルを細口に替えて、大きなゴミを吸い取ります。次に使い古しの歯ブラシで溝の隅に詰まった汚れをかき出し、もう一度掃除機で吸い取りましょう。
頑固な汚れには重曹+酢
こびりついた汚れには、重曹を溝にふりかけ、その上からお酢(またはクエン酸水)をスプレーします。シュワシュワと発泡して汚れが浮いてくるので、10分ほど放置してから歯ブラシでこすり、濡れた雑巾で拭き取ります。
仕上げは割り箸+クロス
割り箸の先に薄いクロスを巻きつけて輪ゴムで固定すると、溝の幅にぴったりの掃除ツールが完成します。これで溝をなぞるだけで、驚くほどキレイに仕上がります。100円ショップでサッシ用のブラシも売っていますが、この自作ツールの方がフィット感が良い場合も多いです。
網戸の掃除方法|外さなくてもキレイにできる
方法1:両面挟み拭き
最も手軽な方法は、網戸を外さずに両面から挟んで拭く方法です。片面に段ボールやプラスチックの板を当て、反対側からメラミンスポンジや濡らしたマイクロファイバークロスで拭きます。板が受け手になることで、力が逃げずにしっかり汚れを落とせます。
方法2:重曹水スプレー+拭き取り
油汚れが付きやすいキッチン近くの網戸には、重曹水スプレーが効果的です。網戸の両面にスプレーし、5分ほど置いてからマイクロファイバークロスで拭き取ります。仕上げに水拭きすれば完了です。
方法3:外して水洗い(年1〜2回)
年に1〜2回は網戸を外して丸洗いするとスッキリします。外した網戸を立てかけ、食器用洗剤をつけたスポンジで両面をやさしくこすり、シャワーで流します。YKK APのメンテナンスガイドにも網戸のお手入れ方法が詳しく載っていますので、参考にしてみてください。
注意点として、網戸は強くこすりすぎるとたわんだり穴が開いたりするので、力加減に気をつけましょう。

窓掃除の頻度と年間スケジュール
窓ガラス:年2〜4回
窓ガラスの掃除は、最低でも年2回(梅雨前と年末)やっておきたいところです。花粉が落ち着く5〜6月と、大掃除シーズンの11〜12月がおすすめのタイミングです。気になる方は季節の変わり目ごとの年4回でも良いでしょう。
サッシ:年2回
サッシの溝は台風シーズン後の10月頃と、春先の3〜4月に掃除すると効率的です。台風の後は砂やホコリがたまりやすく、春は花粉や黄砂がたまります。
網戸:年1〜2回
網戸は夏のエアコン使用が減る秋口と、花粉シーズン後に洗うのが理想的です。国土交通省の住宅情報でも、定期的な網戸のメンテナンスは住宅の通気性維持に重要とされています。
まとめ:窓掃除は「道具」と「順番」で決まる
窓掃除のクオリティは、特別なテクニックではなく「適切な道具」と「正しい順番」で決まります。スクイージーとマイクロファイバークロスさえあれば、プロ級の仕上がりは誰でも実現できます。
窓ガラスは「乾拭き→洗剤→スクイージー→仕上げ拭き」の4ステップ。サッシは「掃除機→歯ブラシ→拭き取り」の3ステップ。手順を覚えてしまえば、1部屋分の窓掃除は15分もあれば完了します。
年に数回の窓掃除で、部屋に差し込む光がまったく変わります。曇りの日を見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。

※この記事の内容は2026年4月時点の情報です。各製品の使用方法はメーカーの取扱説明書をご確認ください。

